- こんにちは!
国試まで約8ヶ月になりました。先に思えて実はあっという間に来てしまいます…
私も1日自分の部屋にこもって勉強したり友達と一緒に勉強していた日々が懐かしいです!
そしてしんどいな、大変だなという気持ちとてもわかります!でも受かるためには、歯科衛生士になるにはやるしかないです!!
そんな皆さんの力になればなと過去の国試問題について解説していきます。
まずは第29回の問題です。
矯正治療に用いる装置の写真を示す。




筋の機能力を利用するのはどれか。2つ選べ。
a ①
b ②
c ③
d ④
答え→bc
a→ラップアラウンドリテーナー(ベッグタイプ)
緊密な咬合を維持するため、唇側線を最後 臼歯の遠心まで延長した保定装置です。
[構造]
レジン床と唇側線からなります。
[指導内容]
1 可撤装置のため患者自身による着脱の必要があります。
2 食事を除いた、原則24時間の装着をひつようとするが、経過により徐々に使用時間を減じ、歯列の安定が得られたと判断した時点で自然保定に移行します。
3 装置の唇側線、クラスプなどを変形させないように着脱します。
b→アクチバトール
咬合採得が可能な下顎後退を伴う上顎前突、機能性下顎前突、交叉咬合に用いられ上下のレジン床を一つにしたモノブロック構造で、構成咬合位において賦活化された筋の機能力を用いて上下顎骨の位置の是正を行う装置です。
c→バイオネーター
下顎骨の後方位による上顎前突の改善を目的として使用されます。
レジン床、唇側線、舌側線、コフィンワイヤー、拡大スクリューからなる下顎を構成咬合位に誘導することによって下顎の成長促進をはかる装置です。
d→床矯正装置
保隙、保定、口腔習癖の除去装置としても使用される装置(=ホーレータイプのリテーナー)です。
今回は保定装置について触れていこうと思います。
保定装置とは矯正歯科治療で得られた咬合採得を維持し安定するまで機器的保定として用いられるものです。後戻りを防ぐ装置にもなるため大切なものになります。
保定装置には可撤式と固定式があります。
◉可撤式=患者自身が自由に着脱できる装置
・ホーレータイプリテーナー
犬歯の遠心から唇側線を通すタイプの保定装置
・ラップアラウンドリテーナー(ベッグタイプ)
などがあります。
◉固定式=患者自身が着脱できない装置
・(接着式)犬歯間保定装置
特に叢生の再発が危惧される場合に用いられることが多いです
保定の効果は患者の協力状態に左右されないが、可鉄式装置に比べワイヤー下や歯肉側に歯石やプラークが沈着しやすいので口腔清掃が困難であり、う蝕や歯周組織の管理に対する指導が重要です。下顎に用いられることが多く上顎にも適用されます。
[指導内容]
1,装置の破損がないか定期的に管理,確認が必要です。
2,歯周管理、う蝕予防のためのブラッシング指導が重要です。
保定装置の種類についてわかったところで次の問題に進みます。
20歳女性、矯正歯科治療のリコール時の口腔内写真を別に示す

歯ブラシとともにプラークコントロールに用いるのはどれか 1つ選べ
a 口腔洗浄器
bタフトブラシ
c スポンジブラシ
dデンタルフロス
答え→b
これは先ほど出てきた固定式装置です。
aは食物残渣の除去に適しています。
bは歯ブラシでは清掃困難な部位のプラークを集中的に除去するのに適しています。
cは口腔粘膜の清掃に用いられます。
dは歯間清掃に適しています。
歯間部清掃には、デンタルフロス、歯間ブラシやタフトブラシをしようしますが歯間乳頭が歯間空隙を満たし、歯根面露出が認められない場合にデンタルフロスが最も効果的になりますがこの問題において固定のリテーナーが装着されているためデンタルフロスによる歯間の清掃は適さないのでbのタフトブラシが答えになります。
歯科矯正の分野は特に難しいと思いますがどの分野においても楽して覚えることは難しいと思うのでコツコツ勉強することが1番の近道だと思います!
今は実習に追われて大変だと思いますが毎日書くレポートや予習、復習、見て学んだものが役に立つことが本当に国試勉強をする上で多いです!
しんどいと思いますが必ず自分の力になるので頑張ってください!
《参考文献》
・2024年度徹底分析!年度別歯科衛生士問題集
問題編 P90 ,183
解答・解説編 P51 ,155
・最新歯科衛生士教本咀嚼障害・咬合異常2歯科矯正 P70,71,77-79


